2020年01月10日

来週初めは熊本でセミナー

さて、2020年、令和初の正月も10日が過ぎていきました。
来週は、「若手医師のための漢方セミナー」に行ってきます。
阿蘇で開催されるので、「阿蘇セミナー」と呼ばれています。日本中医学会、日本TCM研究所、クラシエの主催で開催されていまして、今回が第9回となります。
4泊5日、阿蘇のホテルにこもってひたすら中医学の勉強をします。さすが勉強能力の高いお医者さん達ですね、後半にはすっかり弁証論治ができるようになっています。弁証論治とは、患者さんの症状や舌の色や状態、脈の状態などを分析して、今どのような状態なのかを判別して、的確な処方をすることです。セミナーの内容は漢方が中心ですが、鍼灸の内容も少しだけあって、そこで私が講義します。
中医学の良いところは、漢方と鍼灸が同じ考え方でできるということです。ですので、連携が非常に取りやすいのです。症状によっては、漢方の得意なものと、鍼灸が得意なものとがありますので、漢方と鍼灸を連携するのはとても効果的です。アキュサリュート高輪でも漢方の必要な患者さんには、この阿蘇セミナーを受講された先生が近所にいらっしゃいますのでそこにお願いしています。
このセミナーを通して中医学を理解してくださるドクターが増えてくれることは大変うれしく思います。
posted by 院長 at 12:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2020年01月07日

2020年の抱負

アキュサリュート高輪 院長です
2020年が幕を開けました。と言いながらすでに七日が過ぎてしまいました。今年も矢の如く過ぎていきそうです。
新年は、北京で迎えました。やはり私の鍼灸医療のルーツは北京ですので、初心に帰ってより深い鍼灸医療の道に邁進しようと思いました。
ここのところ北京では、キャッシュレスが相当進んでいて、もう現金は使えなくなるのではと心配していましたが、今回昔ながらの食堂とか老舗ばかりに行ったので、まだまだ現金決済が主流でした。
北京_200107_0031.jpg
西四(シ―スー)にある沙鍋居という老舗の沙鍋大白肉です。豚バラ肉の鍋なんですが、さすが老舗の味です。
北京に行ったらやはり北京ダックは外せません。今回は、前門のはずれにある利群烤鴨店に行きました。古い家屋を改修した店で、なかなかいい雰囲気です。
北京_200107_0035.jpg

posted by 院長 at 17:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2019年12月27日

第一日曜セミナー復活!

今日は12月27日、クリスマスも終わり、押し迫ってきましたね。
ここ高輪も年末の雰囲気が漂ってきました。

さて、2020年から、第一日曜セミナーが復活します。
3000年以上の歴史を持つ中医学には、自分でできる健康法が数多くあります。
気功や、薬膳、ツボ押し、お灸など簡単でしかも効果の高い方法です。
まずは気功を中心に、気を流すことを練習しましょう。
姿勢や動作、呼吸、イメージを使って自分の体の気を流すことを習得しましょう。
荘子の言葉に「人の生は気の聚(あつ)まれるなり。聚(あつ)まれば則ち生となる」
とあります。生きている以上、気は誰にでもあるのです。
けれど、流れが滞っている場合が多いのです。
とくに気が頭に昇ったままになっていると、質の良い睡眠がとれません。
気は降ろすことが大切です。降ろせば、気は自然にまた昇っていきます。
そして体内を循環するのです。
自分のなかで気がうまく流れるようになったら、次に大切な誰かの気を
流せるようになりましょう。軽く撫でるだけで気を流すことができます。
もっとも「軽く撫でる」ことが実は難しいのですが・・・
さあ、ご一緒に練功いたしましょう。
フォースとともにあらんことを!

日 時:2020年1月5日 10:00−12:00
参加費:1.000円
お申し込みは acu-info@acu-salut.jpまで

posted by 院長 at 12:13| Comment(0) | TrackBack(0) | セミナー

2019年12月19日

銀杏の力、そして要注意!

イチョウの葉っぱも落ちて、今度は、強烈な臭いとともに実が落ちてくる季節ですね。
臭いけれど中からは、美味なギンナンが出てきます。
この銀杏(ギンナン)は、中薬名ではギンキョウと呼ばれます。または白果(ビャクカ)とも呼ばれます。痰を取り咳を止める効能があります。
しかし要注意!明代に書かれた本草鋼目という薬草書には、「有小毒」とあります。実際ギンナンを食べての死亡例も報告されているのです。
中薬大辞典には、「ギンナン中毒は、10歳以下の子供に多く、成人にもまれに見られる。中毒に至った量は、子供では7個から150個、成人では40個〜300個である。」と出ています。食後4時間から9時間で、おう吐、下痢、呼吸困難、けいれんなどの症状が出たことが東京都福祉保健局のホームページに出ています。
原因は、ギンナンに含まれるビタミンB6と構造の似た4'-メトキシピリドキシンという物質で摂取するとビタミンB6の働きを阻害してビタミンB6欠乏症のようになってしまうのだそうです。
美味しくて薬効も高い食べ物ですが、注意が必要ですね。とくにお子さんは注意しなくてはいけません。
ギンナン中毒に関しては、その原因物質を特定したという研究室のサイトに詳しく載っています。
http://www.hoku-iryo-u.ac.jp/~wadakg/keyword/ginkgofoodp.html
posted by 院長 at 18:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2019年12月16日

公孫樹の木も箒になった

品川駅から品川プリンスの映画館や水族館に上がる坂道はいちょう坂といいます。その坂を上がりきったところに、それはそれは見事なイチョウの木があります。冬になると、黄葉した葉っぱが朝日に黄金色に光り輝いて素晴らしいのです。
DSC_0042.JPG
一昨年の公孫樹
ところが、昨年から、まだ葉っぱが緑のうちに、枝ごと落としてしまうようになりました。品川プリンスの方に聞いてみたのですが、落ち葉の処理と、「二年に一度樹木の健全な成長促進および鳥類の営巣防止のため実施しております。」とのことでした。じゃあ今年はまた見られるなと楽しみにしていましたが、今年も葉っぱを落とされてしまいました。
20191216_100859182.jpg
今年の公孫樹
さて、そもそも何故樹木は、黄葉、紅葉するのか?
高校時代生物クラブに入っておりまして、実験をしたことがあります。イチョウの枝の外側の皮をカッターで剥きます。植物には維管束という水や養分を通す管があります。維管束には師管(葉っぱでできた養分を本体に運ぶ)と道管(根からの養分や水を運ぶ)がありまして、師管が外側にあるのです。
黄葉するのは、冬を前にして、葉が落ちる前に、葉っぱの養分、主に葉緑素(クロロフィル)を回収するからなのです。葉緑素が分解され、それまで目立たなかった黄色い色素「カロテノイド」が目立つようになります。
葉っぱの葉緑素を回収するための師管だけをはぎ取ると、根からの水や養分は葉っぱに届きますので葉っぱが枯れることはなく、他の枝の葉っぱは、黄色くなったのにその枝の葉っぱだけ黄葉せず、緑のままでした。こうして回収した葉緑素は次の年また使われるのだそうです。
イチョウと言えば、これから銀杏の季節ですね。イチョウの葉っぱもですが、かなり薬効のあるものたちです。そのお話は、またの機会に。

2019年12月05日

久々の気功セミナー

毎月1回やっていたセミナーですが、ご要望がありましたので、復活いたします。
年末12月29日に開催します。
タイトルは、ズバリ「気を流す!」です。
1年の気の滞りをスッキリ流して、新しい年を迎えましょう。
簡単な動作で、気の流れを感じることができるように訓練します。
どうぞご参加ください。

日 時:2019年12月29日(日)10:00-12:00
会 場:アキュサリュート高輪
参加費:1,000円

12:30からは、治療も行います。
こちらもどうぞ。

御予約は、メールまたはお電話でお願いいたします。
acu-info@acu-salut.jp
03-5422-9255
posted by 院長 at 12:50| Comment(0) | TrackBack(0) | セミナー

2019年11月30日

ギックリ腰注意報?

アキュサリュート高輪 院長です
久方のブログ更新です。
毎年11月には、ぎっくり腰注意報を出していたのですが、今年の11月は、ぎっくり腰の患者さんが少なかったです。わりあい暖かかったからでしょうか。11月後半から徐々に気温が下がってきました。
今年は、これからぎっくり腰が増えるのかもしれません。
寒さに慣れていない時期に、ぎっくり腰や寝違えが多くなるように思います。1月2月は、身体が寒さのも慣れてかえってギックリ腰は少ないという印象です。
首や腰を冷やさないようにご注意ください。マフラーと腹巻はお早めに!
posted by 院長 at 11:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2019年09月22日

9月23日月曜日、秋分の日は診療します!

春分、秋分の日は、陰陽の世界からすれば、非常に重要な日なんです。
昼間は陽、夜は陰。夏は陽、冬は陰。陰陽の移り変わりで一日の変化や、一年の変化が起きています。
その中で、一日の中で昼(陽)と夜(陰)の時間が、ほぼ同じになる春分の日、秋分の日は、大気の陰陽の気がも平衡を保っている非常に「氣場」のいい日として、気を鍛錬する気功を行う日としては、最高だと言われています。
今年2109年の9月23日は、診療の前後にお時間があれば、気功をしていただこうと思っています。
是非おいでください。

2019年05月21日

スーパー食材

 「スーパー食材」と言われる薬効の高い食材がありますね。アキュサリュート高輪では、季節に合わせた健康法や、食材をホワイトボードでお知らせしています。今ご紹介しているのが、クコの実と、棗(ナツメ)です。
 いずれも、中国、台湾では日常で使われている食材で、スーパーなどでも、米や豆類、乾物などと一緒に売られています。日本でも、中華食材を売っている店などに行けば手に入りますが、まだまだ日常に買えるほど普及していませんね。需要と供給の関係でしょう。もっと広まってほしい食材なのですが。
 さて、クコの実、枸杞子は、中薬大辞典によれば、「滋腎、潤肺、補肝、明目」の効能があるとされます。腎、肺、肝の機能や、目の機能を高めるという効能です。とくに腎は、生殖や老化に関わる臓器として非常に重要視されます。肝腎かなめの肝や腎の機能を高めるということで昔から中国では非常に重宝された食材なのです。食材としてだけではなく、枸杞子は多くの漢方処方にも使われています。
 一方ナツメは、気血を補い、胃腸の機能を高めるとして、こちらも食材としても漢方処方にも数多く使われてきました。自然の甘さで、乾燥したものをそのまま食べてもいいし、お茶やスープなどに使っても美味しくいただけます。
 枸杞子も棗も効能の高い食材として、もっともっと認知されて欲しい食材です。

2019年04月02日

本日アキュサリュート高輪開院9周年迎えました。

2019年4月2日、アキュサリュート高輪は、開院9周年を迎えました。本当におかげ様でです。ありがとうございます。健康回復の場として、そしてセミナーなどで健康法の普及の場として、また鍼灸師の技能向上の場として、人が集まる場を目指して2010年に開院しました。おかげさまで順調に9周年を迎えられて、本当にありがたく思います。今後もなお一層精進してまいります。どうぞよろしくお願いいたします。
posted by 院長 at 18:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記