品川も今日も暑いです!
しばらく、ブログ更新をサボってしまいました。
なにやかにやで忙しかったです。
9月3日、4日と日本中医学会の第1回学術総会が開催されます。
院長は事務局長をやっているものだから、なにかといそがしい。
ただ、最近は、足でどこかに行かなくとも、パソコンでいろいろ
手配やら予約やらできるのでありがたいです。
今回は、昨年学会を立ち上げて、第1回目の学術総会ですので
気合も入ります。気合は入りますが、まだ組織として確立していないので
なにかと動きが悪くて大変。
今回は、台湾と中国と、韓国からの演者が来日されます。
非常に国際的な会になります。
まだ、専門化向けの内容の学会ですが、今後は一般向けの催しも
学会としてやっていけたらいいなと思っています。
2011年07月29日
2011年03月04日
2011台北国際中医薬学術フォーラム
3月12日(土)から3月15日(火)まで、台湾に行ってきます。
第81回 国医節慶祝大会・2011台北国際中医薬学術論壇(フォーラム)という、
中華中医学会・台北市中医師公会主催の大会です。
昨年、日本中医学会が設立されたのですが、中華中医学会・台北市中医師公会との間で
学術交流の提携関係が結ばれたことで、今回先方から日本中医学会宛てに招待があったのです。
学会では訪問団を組織して参加することになりました。
日本中医学会事務局長としては、行かないわけにはいきません。
と、義務のように言いながら、実はとても楽しみにしています。
台湾に行くのは、初めてなのです。大陸の方には9年間住んでいましたからそちらの
中医学事情は良くわかりますが、台湾の事情はよくわかりません。
基礎教育や、卒後教育、鍼灸医療の状況など、大変興味があります。
今回よく調査して、学会雑誌に掲載する予定です。
このブログでも書きたいと思います。
同様に楽しみなのが「食」です!
美味しいものがたくさんありそうですね。
これも、ブログでお伝えします。
請う御期待!
第81回 国医節慶祝大会・2011台北国際中医薬学術論壇(フォーラム)という、
中華中医学会・台北市中医師公会主催の大会です。
昨年、日本中医学会が設立されたのですが、中華中医学会・台北市中医師公会との間で
学術交流の提携関係が結ばれたことで、今回先方から日本中医学会宛てに招待があったのです。
学会では訪問団を組織して参加することになりました。
日本中医学会事務局長としては、行かないわけにはいきません。
と、義務のように言いながら、実はとても楽しみにしています。
台湾に行くのは、初めてなのです。大陸の方には9年間住んでいましたからそちらの
中医学事情は良くわかりますが、台湾の事情はよくわかりません。
基礎教育や、卒後教育、鍼灸医療の状況など、大変興味があります。
今回よく調査して、学会雑誌に掲載する予定です。
このブログでも書きたいと思います。
同様に楽しみなのが「食」です!
美味しいものがたくさんありそうですね。
これも、ブログでお伝えします。
請う御期待!
2011年02月06日
五十肩新記録
なんの新記録かといいますと、五十肩の治癒までの治療回数。
痛みで45度ぐらいしか挙がらなかった肩が5回の治療でほぼ完治しました。
1週間に2回以上の頻度でしたから2週間ほどの期間でした。
五十肩の治療に鍼灸治療は、非常に優れていると思います。
何例も治療経験があります。
五十肩(肩関節周囲炎)は、肩関節に疼痛があり、動きに制限があって、
原因のはっきりしないものに対して言われるものです。
いつの間にか発症し、またいつの間にか治ってしまうことが多いですが
その治るまでの期間は1年以上かかる場合があるようです。
今回の患者さんは、病院で診察を受けてはいませんから
肩関節周囲炎だと断定はできませんが、何の原因もなく急に右肩に痛みが
発症し、肩が挙げられなくなったという症状でした。
今回幸いだったのは、痛みが出た翌日に治療に来ていただいたこと。
こんなに早い時期に、五十肩様の治療を始めたのは、初めての経験でした。
いつもは、病院に通い、なかなか治らないので、鍼治療に来たという場合でした。
発症から2ヶ月以上は経っていて、すでに肩関節が、固まってしまっている状態です。
経験的な感想ですが、肩関節に痛みが出て、関節を動かさないと、一週間ぐらいで
関節が固まってしまうのではないかと思います。
いったん固まってしまうと、それを解きほぐすのに、大変な時間が必要になります。
初期に炎症期と呼ばれる痛みの強い時期があります。この痛みによって肩を動かせなくなります。
しかし、この時期の痛みに対して鍼治療が非常に有効なのです。
西洋医学では、炎症期には、肩を動かさないようにと指導されることが多いようですが
私は、なるべく動かした方が、治りは早いのではないかと感じています。
しかし、実際は痛くて動かせない。そこを鍼で、痛みをとって、動かして行く。
肩が痛くなったらまず鍼灸治療を選んで欲しいと思います。
今回の、患者さんや、その奥様は、以前にも当院で鍼治療を受けたことがあって
奥様から、鍼治療に行くよう勧められたそうです。
まず、鍼灸治療を受けてみて、それで治らないようなら病院で診察を受ける。
という流れになって欲しいと思います。
痛くなってから1週間以内の鍼治療!五十肩を早く治す為の鍵です。
痛みで45度ぐらいしか挙がらなかった肩が5回の治療でほぼ完治しました。
1週間に2回以上の頻度でしたから2週間ほどの期間でした。
五十肩の治療に鍼灸治療は、非常に優れていると思います。
何例も治療経験があります。
五十肩(肩関節周囲炎)は、肩関節に疼痛があり、動きに制限があって、
原因のはっきりしないものに対して言われるものです。
いつの間にか発症し、またいつの間にか治ってしまうことが多いですが
その治るまでの期間は1年以上かかる場合があるようです。
今回の患者さんは、病院で診察を受けてはいませんから
肩関節周囲炎だと断定はできませんが、何の原因もなく急に右肩に痛みが
発症し、肩が挙げられなくなったという症状でした。
今回幸いだったのは、痛みが出た翌日に治療に来ていただいたこと。
こんなに早い時期に、五十肩様の治療を始めたのは、初めての経験でした。
いつもは、病院に通い、なかなか治らないので、鍼治療に来たという場合でした。
発症から2ヶ月以上は経っていて、すでに肩関節が、固まってしまっている状態です。
経験的な感想ですが、肩関節に痛みが出て、関節を動かさないと、一週間ぐらいで
関節が固まってしまうのではないかと思います。
いったん固まってしまうと、それを解きほぐすのに、大変な時間が必要になります。
初期に炎症期と呼ばれる痛みの強い時期があります。この痛みによって肩を動かせなくなります。
しかし、この時期の痛みに対して鍼治療が非常に有効なのです。
西洋医学では、炎症期には、肩を動かさないようにと指導されることが多いようですが
私は、なるべく動かした方が、治りは早いのではないかと感じています。
しかし、実際は痛くて動かせない。そこを鍼で、痛みをとって、動かして行く。
肩が痛くなったらまず鍼灸治療を選んで欲しいと思います。
今回の、患者さんや、その奥様は、以前にも当院で鍼治療を受けたことがあって
奥様から、鍼治療に行くよう勧められたそうです。
まず、鍼灸治療を受けてみて、それで治らないようなら病院で診察を受ける。
という流れになって欲しいと思います。
痛くなってから1週間以内の鍼治療!五十肩を早く治す為の鍵です。
2010年12月13日
鍼(はり)って怖い?
知人が「会社で、鍼治療に通ってるって人聞いたこと無い」と言ってました。確かにはり治療の利用率は、余り高くないのです。
以前、アンケートをとったことがあります。はり治療を受けたことが無い人に理由を聞きました。10%の人が「はりは痛いから」、10%の人は「治療費が高いから」と答えてました。しかし、一番多かったのが半数以上の人の「機会がなかったから」と言う答えでした。
何か病気になったときに、はり治療が選択肢に入っていない人が多いのでしょうね。
1500年もの歴史が、日本のはり治療にはあるのに、残念です。
まずは、ギックリ腰や、寝違えではり治療を、体験してはいかがでしょう。急性の痛みについては、すぐに効果が出ますので、はり治療の効果を実感できると思います。
腰が痛くて、腰が曲げられなかったのが、曲げられたり、痛くて回せなかった頚が回せたり、すぐに効果を実感できることが多いはずです。
ギックリ腰と寝違えは、まず、はり治療!
以前、アンケートをとったことがあります。はり治療を受けたことが無い人に理由を聞きました。10%の人が「はりは痛いから」、10%の人は「治療費が高いから」と答えてました。しかし、一番多かったのが半数以上の人の「機会がなかったから」と言う答えでした。
何か病気になったときに、はり治療が選択肢に入っていない人が多いのでしょうね。
1500年もの歴史が、日本のはり治療にはあるのに、残念です。
まずは、ギックリ腰や、寝違えではり治療を、体験してはいかがでしょう。急性の痛みについては、すぐに効果が出ますので、はり治療の効果を実感できると思います。
腰が痛くて、腰が曲げられなかったのが、曲げられたり、痛くて回せなかった頚が回せたり、すぐに効果を実感できることが多いはずです。
ギックリ腰と寝違えは、まず、はり治療!
2010年09月21日
秋分の日は気功!
ブログ開設いらい50件目の記事です。記念号!
もうすぐ9月23日は、秋分の日。昼と夜の時間がちょうど一緒になる日。春分の日もそうですが、この日あたりは「気場」が安定して非常に良い状態になるといわれています。この時期に気功をすると良いといわれていて、これに、夏至と冬至とあわせて1年に4日だけ気功をすると、毎日1年中気功をやったことになるも言われているぐらいです。
おっと、明日22日は、秋分の日の1日前ですが、「気を感じるセミナー」がありますねえ。高輪も結構なパワースポットですから、この時期に気功はとってもいいです。
もうすぐ9月23日は、秋分の日。昼と夜の時間がちょうど一緒になる日。春分の日もそうですが、この日あたりは「気場」が安定して非常に良い状態になるといわれています。この時期に気功をすると良いといわれていて、これに、夏至と冬至とあわせて1年に4日だけ気功をすると、毎日1年中気功をやったことになるも言われているぐらいです。
おっと、明日22日は、秋分の日の1日前ですが、「気を感じるセミナー」がありますねえ。高輪も結構なパワースポットですから、この時期に気功はとってもいいです。
2010年09月18日
中医学と東洋医学の違い(3)
中医学は、本格的には、日中国交回復後、留学生が行き来するようになり始めてから、日本に紹介されるようになりました。
中医学理論は、陰陽五行を基にしています。江戸時代目に見えざるものは信ぜずと日本漢方が捨て去った理論です。
これを基に、中医学的な生理学、病理学、診断学が存在します。
これにより小宇宙であるとことの人体の状態を判断していきます。
この人体状態の弁別までは、鍼灸だろうが、漢方だろうが、薬膳だとうが全く一緒です。共通の理論によって、鍼灸師や医師、薬剤師が意見交換をすることが可能です。
また、患者さん自身に、治療方針と同じような食養生などを勧めることも可能になります。
中医学理論は、陰陽五行を基にしています。江戸時代目に見えざるものは信ぜずと日本漢方が捨て去った理論です。
これを基に、中医学的な生理学、病理学、診断学が存在します。
これにより小宇宙であるとことの人体の状態を判断していきます。
この人体状態の弁別までは、鍼灸だろうが、漢方だろうが、薬膳だとうが全く一緒です。共通の理論によって、鍼灸師や医師、薬剤師が意見交換をすることが可能です。
また、患者さん自身に、治療方針と同じような食養生などを勧めることも可能になります。
2010年09月16日
中医学と東洋医学の違い(2)
傷寒論というのが、よくできた治療マニュアルで、症状を追っていくと、当てはまる処方に行き着く様にできています。極言すれば医者は、どの処方に、患者の症状が当てはまるかを選ぶことになる。実際、「小柴胡湯証」とか「葛根湯証」とかいう言い方がされています。どのような体の状態だから小柴胡湯が合うような症状が出ているのかまでは考えないで済むのです。この傷寒論をバイブルとする一派を古方派といい、日本の漢方の主流となりました。
一方、鍼灸の方も、『難経』という本をバイブルとして、主に脈の状態を元に、使うツボを決める流派が主流を占めました。こちらも、何故そのような脈の状態になるのかを考えずとも、脈の状態を判別するだけで、治療ができます。
日本で発展した漢方も、鍼灸も、理論よりも実践重視の傾向にあります。非常に繊細さもあり、治療法としては優れていると思います。しかし、問題は、理論が薄いために、応用が利かない点です。
例えば、漢方の医者と、鍼灸師が同じ患者さんを診たときに共通の理論が無いために、お互いに情報交換をすることができません。
また、どのようなメカニズムで今の症状が出ているのかという判断をしていないので、患者さんに、病情に即した養生法を提示することが困難です。
(つづく)
一方、鍼灸の方も、『難経』という本をバイブルとして、主に脈の状態を元に、使うツボを決める流派が主流を占めました。こちらも、何故そのような脈の状態になるのかを考えずとも、脈の状態を判別するだけで、治療ができます。
日本で発展した漢方も、鍼灸も、理論よりも実践重視の傾向にあります。非常に繊細さもあり、治療法としては優れていると思います。しかし、問題は、理論が薄いために、応用が利かない点です。
例えば、漢方の医者と、鍼灸師が同じ患者さんを診たときに共通の理論が無いために、お互いに情報交換をすることができません。
また、どのようなメカニズムで今の症状が出ているのかという判断をしていないので、患者さんに、病情に即した養生法を提示することが困難です。
(つづく)
2010年09月08日
中医学と東洋医学の違い(1)
本来、東洋医学とは、中国伝来の医療を指します。
5世紀ごろには朝鮮半島経由で中国由来の医学を受け入れていたようです。それから、遣隋使や遣唐使などで留学生が中国で医学を学んだり、江戸時代までは、人的交流がありましたので、中国と日本の医学は、ほぼ同じような状況であったと思われます。
しかし、大きく違ってきたのが江戸時代から。鎖国の影響で人的交流が無くなり、書籍のみの交流となりました。中国で行われた医学は陰陽五行というう中国哲学の理論を基礎とするものでした。宇宙の成り立ちをどのように考えるかがこの陰陽五行ですが、人間もミクロコスモスなのだから、この理論で考えようというのが、中国の医学でした。
しかし、そんな目にも見えないような世界感ではなく、もっと実際的な、治療をどうするかのみ考えようという動きが日本では生まれました。漢方薬の世界では、非常に優れた漢の時代の治療マニュアルである『傷寒論』をバイブルとする医学が中心となりました。
現代でよく知られている漢方処方のほとんどがこの傷寒論のものです。葛根湯や小柴胡湯などです。
(つづく)
5世紀ごろには朝鮮半島経由で中国由来の医学を受け入れていたようです。それから、遣隋使や遣唐使などで留学生が中国で医学を学んだり、江戸時代までは、人的交流がありましたので、中国と日本の医学は、ほぼ同じような状況であったと思われます。
しかし、大きく違ってきたのが江戸時代から。鎖国の影響で人的交流が無くなり、書籍のみの交流となりました。中国で行われた医学は陰陽五行というう中国哲学の理論を基礎とするものでした。宇宙の成り立ちをどのように考えるかがこの陰陽五行ですが、人間もミクロコスモスなのだから、この理論で考えようというのが、中国の医学でした。
しかし、そんな目にも見えないような世界感ではなく、もっと実際的な、治療をどうするかのみ考えようという動きが日本では生まれました。漢方薬の世界では、非常に優れた漢の時代の治療マニュアルである『傷寒論』をバイブルとする医学が中心となりました。
現代でよく知られている漢方処方のほとんどがこの傷寒論のものです。葛根湯や小柴胡湯などです。
(つづく)
2010年09月07日
日本中医学会設立
2010年08月13日
TCMN夏合宿終了!
8月8日〜10日の日程で、第14回中医学ネットワーク夏合宿が終わりました。いやはや、今年はとくに疲労感が・・・・
しかし、今年もスタッフがよく働いてくれてとてもいい合宿になりました。
カメラの電池がなくなって、写真がないので、今回講演をしてくださった、目白鍼灸院のブログで、様子をご覧下さい!
http://mejiroacu.blog79.fc2.com/blog-entry-564.html
しかし、今年もスタッフがよく働いてくれてとてもいい合宿になりました。
カメラの電池がなくなって、写真がないので、今回講演をしてくださった、目白鍼灸院のブログで、様子をご覧下さい!
http://mejiroacu.blog79.fc2.com/blog-entry-564.html
2010年08月03日
中医学ネットワーク夏大会
中医学ネットワーク(TCMN)の夏大会(夏合宿)が8月8日〜10日まで行われます。第14回目の夏合宿です。
中医学に興味のある主に鍼灸専門学校の学生が全国から集まります。
私が、専門学校の学生だったときに立ち上げた組織で、今年で14年目になりました。
そのときの場所のキャパにもよるのですが、100人〜250人の参加者が全国から集まります。たまに医学生も参加してくれたりします。
今年は八王子のセミナーハウスで行います。
著名な先生方の講義が目白押しで、大変熱い時間が流れます。
今年はどんな出会いがあるのかとても楽しみです。
http://www.tcmn.net/
また、8月22日からは、このTCMNから派生した関西TCMNの合宿がはじまり、こちらでも講義をしに行きます。
http://www.geocities.jp/kansai_tcmn/
中医学に興味のある主に鍼灸専門学校の学生が全国から集まります。
私が、専門学校の学生だったときに立ち上げた組織で、今年で14年目になりました。
そのときの場所のキャパにもよるのですが、100人〜250人の参加者が全国から集まります。たまに医学生も参加してくれたりします。
今年は八王子のセミナーハウスで行います。
著名な先生方の講義が目白押しで、大変熱い時間が流れます。
今年はどんな出会いがあるのかとても楽しみです。
http://www.tcmn.net/
また、8月22日からは、このTCMNから派生した関西TCMNの合宿がはじまり、こちらでも講義をしに行きます。
http://www.geocities.jp/kansai_tcmn/