2017年03月11日

3/11(土)〜15(水)休診です!

 申し訳ありませんが、3/11〜15まで海外出張のため休診いたします。3月16日木曜日から診療を再開いたします。よろしくお願いいたします。
 今回、日本中医学会の訪台団で第7回目の訪台となります。台北市中医師公会主催の国際中医薬学術フォーラムに参加します。2011年から、日本中医学会と台北市中医師公会とで学術交流協定が結ばれ、お互いの学術大会に参加しあうことになりました。毎年9月には日本での大会に台湾から参加し、3月には私たちが台湾に向かいます。
 それまで、中国大陸とは中医学の交流もありましたが、台湾とはあまり交流はしてきませんでした。台湾の中医学事情もあまり日本では知られていませんでした。しかしこの学術交流を通じてお互いの事情が分かってきました。交流も深まっています。
 次回、台湾の中医事情などをお知らせしようかと思います。
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2017年03月03日

春の養生

 昨日は雨模様でしたが、ここ高輪も今日はいい天気です。ようやく春が来たかというすがすがしい空気です。けれどもまだまだ気温は低いです。気温は低いけれど陽気は上がってきています。こんな時には「のぼせ」が出やすい!中医学的に言いますと肝陽が上がりやすい状態になります。そもそも春は肝(西洋医学の肝臓とは違う概念なのですが)の働きが活発になる季節です。しかしながらうまくは働かず空回りしやすい時期でもあるのです。まだ寒いけれど陽気は上がっている。外の陽気につられて体内の陽気はどこに行くかというと、頭の方にあがりやすくなります。足は冷たい、頭はのぼせるという「頭熱足寒」という状態になりやすい。
 もともと血圧の高めの人は、血圧が上がりやすくなりますし、頭痛やめまい、耳鳴りなどの症状が出やすくなります。頭痛まではなくとも、なんとなく頭がボーっとするような感じはありませんか?イライラしやすくないですか?
 こんな時には、あがった陽気を下げなければなりません。どうやって下げるか?苦くて香りの強いものを食べましょう。苦いものには冷まして下げる効果のあるものが多いのです。また香りのあるものは気の流れを良く流してくれる効果のあるものが多いです。頭によどんだ陽気を流してくれます。
 また、苦くて香りの強いもの、という食材がちょうど春野菜に多いのです。ウド、春菊、セリ、セロリ、タラの芽、パセリなどを多くとるといいと思います。
 そして、呼吸では、吐く息に集中してゆーっくり吐きます。5秒で吸って、10秒で吐きます。吐く息は気を下げてくれます。また足の裏を意識すると気は下がります。「意が到れば気が到る」という言葉があります。意識するとそこに気が流れます。青竹踏みなどもいいと思います。
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2017年02月23日

逆子

 先日、35周の妊婦さんが逆子の治療でいらっしゃいました。鍼灸は初めてということでしたが御友人に紹介されての御来院です。予定日は4月初旬ですが、もし逆子が戻らなかったら、3月21日に帝王切開の予定ということでした。早生まれになるか、4月生まれになるかで、学年が変わってしまいます。4月生まれにしたいとのご希望です。
 早生まれになるかならないかという問題もさることながら、生まれた日時で、運命が変わっていくわけで、私たち鍼灸師の仕事は、人の運命までにも関わることになっているのかもしれないと思うのでありました。西洋占星術でも、四柱推命などの東洋の占いでも、生まれた日時で運勢が変わっていきます。
 などなど考えておりましたら、2回目の治療後、翌日の検診で、見事正常位に戻ったというご連絡をいただきました。良かったあ!
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2017年02月06日

2/11は診療いたします。

 2月11日は祝日ですが、診療いたします。3月は学会関連の行事で、休診が何日かありますので、2月は頑張って診療いたします。
 さて昨日は、鍼灸関連の会合がありまして日本中医学会として参加しました。日本にある鍼灸関連団体の代表が集まっていたのですが、一致団結して日本の鍼灸を国内外に広めていこうということでした。中国はもちろん、韓国やインドでは、伝統医学を守り発展させようという法律があり、専門の政府のセクションがあるそうなのです。医療として、鍼灸が認められているのです。日本はと言えば、どうもあいまいです。病院の中での鍼灸ができてはきたけれどもまだまだ少数です。中国、韓国、香港、台湾では鍼灸が医療としてしっかり国にも国民にも認知されています。日本も何とかしたいと思いますがいろいろと難しそうです。
 まずは、もっと鍼灸の効果を認知してもらうことだと思います。それには、治療に来てもらわないとなあ。どうしたらもっと足を運んでもらえるのだろう。今日本の鍼灸界全体の課題です。
 と、ここまで書いたところで、予約のお電話!腰を急に痛めたとのこと!ありがたいです。「腰を痛めたらまず鍼灸!」皆さんがこう思ってくださったら幸いです。さあ、いらっしゃい!全力で治療させていただきます!
 と、先ほどの腰痛の患者さんが今帰られましたので追加です。2日前に箱を持ち上げようとして腰痛が始まったそうです。腰を曲げるのが痛くて顔を洗ったり靴下をはくのができにくかったそうです。鍼は初めての患者さんでしたが、奥様がアキュサリュートの患者さんで、整形外科に行こうとしたのを止められて鍼灸治療をすすめられたのだそうです。
 さて、治療結果は?腰を曲げるのも全く痛みが消えて、靴下をはくのも全く問題無しでした。「不思議ですねえ」とおっしゃりながら帰られました。皆さん、腰痛にはまず鍼灸ですよ!
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2017年01月27日

刺さない鍼!

古代から伝わる鍼に、「古代九鍼」というものがあります。用途によって鍼の種類が9種類ありました。その中に鍉鍼(ていしん)という鍼があります。
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かなり太い鍼ですが、先は丸くなっていて皮膚には刺さりません。この写真の鍉鍼は、漢時代の墓から出土した鍼の形を再現したものです。銀製と金製です。
皮膚表面に軽く当てるだけですから、刺入はしません。よって痛くはありません。それで効くの?こういう疑問がありますよね。しかし、これが効くのです。まさに鍼治療は、気を動かす治療だということを実感できます。昨年知り合いにこの鍼を作ってもらってから、この治療にかなりはまっています。
興味のある方は、「刺さない鍼で」とおっしゃってくださいね。
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2017年01月04日

台北

今年のお正月は、台北で過ごしました。やはり台湾はいいです。学会の訪台団としてすでに6回台北に来てますが、飽きません。何より食べ物が、口に合います。来ると必ず食べる富覇王の豚足も食べました。豚足は大好物ですが、ここのはひと味違う。色は濃いのに味は薄いのです。困ったことにいくらでも食べられてしまう。隣にも似たような豚足を売る店があるのに、そちらは閑古鳥ですが、富覇王は、開店前から行列です。
豚足は、コラーゲンたっぷりです。赤ちゃんが生まれたあと、お乳が出ないときのファーストチョイス!食べたあとのオッパイの張りが違います。
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2016年12月30日

今年の診療も本日で終わりです

12月30日晦日で、本日の診療は終了します。正月は6日から診療はじめます。
さて、本年ギリギリでうれしい知らせが届きました。妊娠の知らせです。体外受精7回目で、ようやく安定期に入ったというお知らせです。ちょうど40歳で、40歳でダメだったらもうあきらめようと思われていたらしいです。
このようなお知らせが、治療者としては何よりうれしいです。
幸せな気分でお正月を迎えられます。
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2016年12月23日

熊本支援プロジェクト

12月22日から、熊本県阿蘇郡西原村に支援に入っています。
西原村生涯学習センター山河の館の大研修室をお借りして診療にあたっています。
あるものを使って治療ブースを作りました。小さい頃に作って遊んだ「基地」のようですが。
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昨日は、注意報も出ていたぐらい雨が降り、患者さんも少なかったですが、二日目の今日は、かなり盛況です。
今回は、鍼灸師9名、医師4名、保健師1名、鍼灸学生1名、医学生1名のチームです。私たちにとっても、皆で色々意見交換のできる貴重な機会となっています。
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2016年12月21日

今日は冬至

 今日は冬至です。1年のうちで一番夜の長い日です。それとともに、陰の気、大地の気の最も強い日だと言われています。確かに、とても穏やかで、大気が清んでいるような感じがします。このような日には気功をするといいと言われています。幸い今日は暖かいようですから、外に出て大地の上で練功をするといいと思います。院長は、朝日とともに起きだして、いつも練功をしているスポットで気功をしてきました。気持ちがいいです。
 是非皆さんも!
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2016年12月02日

北京行ってきました!

29日火曜日にお休みをいただき、定休日をはさんで北京に行ってきました。オリンピック前後にしばらく行っていなくて、4年前に久しぶりに行ったら、もう全く様変わりしていまして、これは、1年に1回ぐらいは行かないとなあと思い、ここ数年は、1年に1回ぐらいは、北京に行っています。今回は1年3か月ぶりでした。
 今回は、大きな変化は感じませんでしたが、まだまだ発展している感じはありました。霞んではいますが、空気汚染は思ったよりはよかったです。ただ風の具合とかでは、汚染のひどい日があるそうで、北京人は、その日の朝に、「臭いで、PM2.5の濃度が大体わかるんだ」と現地の人が言っていました。まあ、車の多さには驚きます。経済格差がありそうで一概には言えないと思いますが、夫婦それぞれ1台ずつ車を持っている家庭も多いそうです。以前の北京の朝の風景であった自転車の大群は今は無く、車の洪水がそれにとってかわったということです。
 滞在したホテルが、紫竹院公園の近くだったので、早朝行ってみました。ここは、1985年北京に留学し始めて、私が初めて気功を習い始めたところです。そのころはまだ「気功」というものを知らず、中国人の友人に、紫竹院公園に連れていかれました。そこで、郭林新気功という癌に効果があるという気功を習いました。特殊な呼吸法をしながら歩いて行う気功です。北京に住み始めて半年ぐらいでしょうか、胃腸をこわしたり、風邪をひいたり、出かけるとすぐ疲れたりと体調の悪い時期だったのですが、一回練習しただけですが、「なんかいい」という感じがしました。それで公園に通って習い始めました。半年たったころには、体調も良くなり、疲れにくい身体になっていました。
 しかし、今回は、郭林新気功を練習している人に出会いませんでした。以前はあんなに盛んだったのにどうしたことでしょう?そういえば太極拳の練習している人はいましたが、他の気功もしている人は見かけませんでした。北京での気功のメッカだったのですが・・・
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2016年11月22日

111月29日(火)は休診です!

 11月28日(月)は夜の便で北京へ行ってきます。12月1日(木)朝の便で帰国しますので、12月1日午後から診療いたします。ほぼ1年に一回は北京に行くようにしています。書籍を買いに行くのが1番の目的です。ほかに、お世話になった先生たちにご挨拶とか。
 しかし、物価が高くなりました。1985年から94年まで、北京に留学していましたが、本を買うのにも、値段など見ずに買っていました。まさに爆買いです。ところが現在では、本の値段も上がりまして、値段と相談しながらの購入をせざるを得なくなりました。当時のレートや物価高を合わせると、10倍から15倍ぐらいにあがっているのではという印象です。レストランに行ってもそれは同じで、値段など気にせずオーダーできていたのに、最近では、値段を気にしての食事となってしまいました。
 昨年の7月以来の北京ですが、またどのような変化が起きているのか楽しみではあります。
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2016年11月07日

世界鍼灸学会連合会 学術大会に行ってきました

 世界の鍼灸学会が参加している世界鍼灸学会連合会(WFAS)という会があります。持ち回りで各国で学術大会が開催されますが、日本での開催は23年ぶりということでした。来年は北京、再来年はフランスでの開催だそうです。大体漢方や鍼灸の世界大会と言っても、中国、韓国、台湾そして日本の参加者が主で、その他の国から参加していても華僑の人が大部分という感じでしたが、今回は、アジア人以外の方々も多く参加していました。鍼灸がかなり世界に浸透している感じです。
 今回のテーマは「美しき鍼灸」でした。英語では「The Art of Acupuncture and Moxibustion」と訳されていました。確かに鍼灸は人体のアートだという風に思います。健康を創造するという意味もあるでしょう。
そしてまた、優しいタッチやしなやかな所作が特徴の日本の鍼灸を世界にアピールする良い機会でもありました。
 中国の鍼灸と日本鍼灸という比較ではよく「剛」と「柔」という対比がなされます。中国の鍼灸は、鍼が太くて刺激が強いのに対して日本の鍼灸の鍼は、細くて刺激が少ないと言われます。確かにその傾向はあるように思います。中国の中医薬大学を卒業し、日本の鍼灸専門学校も卒業した院長が思うに、これは診てきた疾患の種類が違うということが大きい。中国では鍼灸は主に病院で施術され、鍼灸の入院病棟もあります。とくに脳血管障害の場合、早くから鍼灸治療が始まります。脳血管障害の場合、ある程度の刺激量が必要です。鍼も太くなるし、刺激も強くなります。最近では認知症の治療に鍼灸が多く使われています。やはりある程度の刺激量が必要です。一方、日本の鍼灸は、治療院での歩いてこられる患者さんの治療が主体でした。自律神経系の不調による疾患が多い傾向にあるのではと思います。それには、どちらかと言えば軽い柔らかな刺激が合っていると思います。それぞれに合った方向で、発展してきたのだと思います。
 アキュサリュート高輪では、患者さんの状態に合わせて一番合った方法を採用しています。やはり自律神経系の不調による患者さんが多いので、柔らかな刺激になっています。最近では、刺さない鍼である鍉鍼(ていしん)も多く使っています。
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2016年10月07日

休診のお知らせ

10月8日(土)〜10日(月)は休診です。
7月に続いて第2回目の日本中医学会熊本支援プロジェクトとして、熊本県阿蘇郡西原村へ診療支援に入ります。
先回は、避難所から仮設住宅への移設で混乱状態でしたが、今回は仮設住宅の生活が安定した時期での支援です。
仮設住宅での生活が落ち着いたと言っても、今度はそれなりの不自由や不安がおありになるのではないかと思います。中医学でできることは何か?模索しながら精一杯活動してこようと思います。
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2016年07月29日

もうすぐオリンピック!

 いよいよ4年に一度のオリンピックがはじまりますね。しかし、問題が・・・リオデジャネイロと日本の時差が12時間。まるで昼夜逆転なのです。放送予定をチェックすると生放送は、日本時間の昼11時ごろから夜九時ごろまで全くありません。リオが夜中から朝の時間ですからね。寝不足になりそうな予感がします。
 今回のオリンピックには、診せていただいている4人の選手が出場します。やはり、生放送を見て応援したいですから、前もって睡眠計画を立てようかと思っています。ロンドンオリンピックの興奮はまだ覚えています。あの興奮をもう一度味わいたいです。
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2016年07月23日

うれしいご報告!

 今日は、本当にうれしいご報告を患者さんからいただきました。不妊治療で来院されていたのですが、ご出産されたとのこと。それも双子。
 この患者さんは、2か月間で計6回の鍼灸治療を受けられました。それまでに7回体外受精をするも出産には至らず、鍼灸治療を受けに来られました。ちょうど鍼灸治療6回目の翌日に移殖をされたそうです。
しかしなんと二卵性の双子ちゃんが生まれました。体外受精では、一個の卵子しか使いませんから、もう一つは、それ以前に行った普通の「子づくり作業!」で受精したものだと思われます。つまり、自然に妊娠していたわけです。この患者さんは、しきりに「これは、鍼灸のおかげだ」と感謝されます。今までずっと体外受精でも妊娠しなかったのに、変化があったのは鍼灸治療をはじめたことだけだから、これは鍼灸のおかげだとおっしゃるのです。
 確かに、以前も、ずっと付き合っている人がいたけれど、結婚も子供もいらない仕事に生きると思っていたら、「鍼のせいで、妊娠したので結婚することにしました」と少々怒って電話をしてこられた患者さんがいらっしゃいました。これも以前と同じようにしていたのに、変わったのは鍼治療だけだから、鍼のせいだと。もっともお子さんが産まれてから、挨拶においでになった時には「鍼のおかげで」とおっしゃっていただきましたが。この時も、治療はじめて2か月ぐらいでした。大体、週1回で、2か月ぐらい鍼灸治療を行うと身体が整ってくるように思います。
 ほんとに、妊娠出産のご報告が一番うれしいです。
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2016年07月11日

休診のお知らせ 7月16日土曜日は休診です

7月16日土曜日は休診とさせていただきます。
7月16日〜18日は、日本中医学会で、熊本県阿蘇郡西原村に診療ボランティアに入ります。ちょうど本震発生から3か月。たまったストレスから様々な不調が現れる時期でもあります。鍼灸治療が一助になればと思います。
7月19日火曜日から通常通り診療を再開いたします。
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2016年07月07日

暑中お見舞い

 「暑中お見舞い」したい、されたい、そんな天気でしたね今日は!そう言えば今日から小暑。これでもまだ小暑!次の節気は、大暑がやってくる。まだまだ暑くなるのかい?
 そもそも六つあるとされる邪気の中で、暑邪はやっかいです。六邪とは、風邪(ふうじゃ)、寒邪(かんじゃ)、湿邪(しつじゃ)、燥邪(そうじゃ)、火邪(かじゃ)そして暑邪(しょじゃ)です。なぜ暑邪がやっかいかといいますと言いますと、暑邪が強い時期には、湿邪も強く、そもそも暑邪のなかに、湿邪も含んでいるニュアンスがあるのです。暑の邪気にあたることを中暑と言います。暑に中(あた)ると言うことです。現代では熱中症ですね。
 さて、暑邪を防ぐには、どうするか?まずは食べ物でしょう。理屈からしても身体の熱を冷ましてくれる食べ物がいいですね。だいたい、暑い時期に育つ食べ物は同じ様に暑さに対抗しているわけで、熱を冷ます力があります。その時期のその場所の旬の食材が宜しいということです。夏には夏野菜。キュウリもトマトも、ナスも、も身体の熱を取ってくれます。冬瓜やヘチマ(糸瓜)、苦瓜、西瓜など「瓜」と名がつく食べ物は冷やす力の強いものが多いです。冬瓜皮(トウガヒ)とよばれる冬瓜の皮を乾燥させたものは漢方薬として使われます。西瓜の皮も西瓜皮(セイカヒ)として立派な漢方薬です。糸瓜(ヘチマ)は、東京あたりではあまり食べないようですが、院長の故郷宮崎では、豚肉と一緒に味噌で炒めて食べたりします。大好物です。
 さあ、先ずは○○瓜をたくさん食べて暑い時期を乗り切りましょう。あっ、南瓜(カボチャ)は、身体を温めますのご注意を。
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2016年06月14日

寝違え注意報!

久々のブログ更新です。
 さて、重い腰をというか腕を上げたのは、他でもない、寝違えが増える徴候が出始めたからです。昨日は、寝違えの症状の患者さんが二人来院されました。
 この時期は毎年、寝違えやぎっくり腰の患者さんが増えます。原因は「湿」であろうと思われます。梅雨に入って湿度が徐々に上がってきました。身体の中の余分な水分が増えると、身体が重だるく感じます。と同時に、気の流れも阻害します。そして、湿のほかに、気の流れを阻害する要因が寒さです。なので、6月以外には11月の寒くなり初めにもやはり、寝違えやぎっくり腰の患者さんが増えてきます。
 幸い日本では、湿気の多い時期は気温が高いので、寒さの邪気(寒邪)と湿気の邪気(湿邪)とに同時に襲われることは少ないのですが、さもあらん、人口の寒邪、クーラーの風が存在します。ちょっと汗をかき、バスに乗りクーラーの風にあたるとほんの4,5分で、むき出しの首は冷えてしまいます。そもそも体内の湿気で気の流れの悪くなっているところに、人工の寒邪に責められ、ますます気の通りが悪くなるわけです。
 さて、対策は?
1.余分な水分を出す!
 水分を出すには、汗をかくか、大小便で出すかです。運動で、積極的に汗をかくことはこの時期いいことだと思います。運動が嫌なら、お風呂やサウナで汗をかくのもいいと思います。そうなると熱中症対策のためにも、水分の補給も必要になってきます。これは矛盾のようですが、中医学の考え方だと、余分な停滞している水分を湿とよび、必要な水分は津液と区別して考えます。停滞しているのが悪いのであって、水分はどんどん循環させることが大事なのです。そのためには、補給する水分は、湿を外に出す作用(利湿)のあるものが望ましいわけです。
 利湿の作用のあるものは、小豆、緑豆、トウモロコシの髭、ハトムギ、蓮の葉などです。これらを煎じてお茶にして水分補給すれば、余分な水分を外に出す作用が高まります。

2.クーラーの寒邪を避ける。
 薄くてもいいので、クーラーの風を避けられるような何か布製のものを携帯しておく。電車やバス、タクシーなどに乗った時に、首を守りましょう。

そして、それでも寝違えたら即、鍼灸!

7月3日の第一日曜セミナーは、湿気対策についてお話しします。



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2016年03月08日

6回目の訪台

 今週の土曜日、3月12日から15日まで台湾に行ってきます。2011年から行っている日本中医学会と台北市中医師公会との学術交流のためです。お互いの学会に訪問しあい交流を深めています。
 今回6回目の訪台となります。第1回目の出発も3月12日土曜日。あの3.11の翌日でした。高輪での揺れは大したことは無く、台所のまな板が倒れたぐらいでしたが、交通はマヒしていました。翌日も、品川駅は、入場規制がかかって高輪口の横断歩道まで人があふれていました。そもそも午前発の飛行機でしたが、遅れて午後には出発するということで、羽田に集まれるメンバーだけで台北に向けて出発したのでした。
 台北市中医師公会の人たちは、よくもこんな大変な時に来てくれたと感激してくれましたが、実は私たちは、あんな大変なことになっていたとは知らなかったのです。11日の段階ではまだ情報が断片的で、全容を知ったのは、台湾での夜のテレビニュースでした。前もって知っていたら訪台中止も考えたかもしれません。案の定、帰国後家族からは、「あんな不安な時に父親がいないなんて」と責められたのでした。
 今回6度目ですが、台湾はとてもいい所です。外国ですが何のストレスも無く過ごすことができます。食べ物もとてもおいしい!日本人の味覚には合っているのではと思います。
 ということで、12日から15日まで、休診となりますがご容赦ください。16日は水曜で定休日ですので17日木曜日から診療を再開します。台湾烏龍茶とパイナップルケーキをお楽しみに!
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2016年02月22日

杞菊茶

 まだまだ寒いですが、立春も過ぎて、春の陽気が立ってきました。
 この時期は、「のぼせ」の症状が出やすいです。のぼせを訴える患者さんががちらほら出てきました。徐々に陰んの盛んな状態から陽が立ち上がってきます。身体はまだ冬の暖房仕様ですので、少しの陽でも身体には影響が出てきます。とくに陽気は軽いので身体の上部、頭に症状が出てきます。イライラ感も強まる傾向があります。「木の芽時」と言って、「変な人」も出やすい時期ですね。
 この時期には、熱を冷まして下部に降ろす作用のある食材がよろしいです。一般に苦みのあるものは、このような冷まして降ろす作用を持つものが多いです。ちょうどこの時期、フキノトウやウドなど苦みのある野菜が旬でもあります。また、本来夏の野菜であるニガウリも現在では手に入ります。この時期には食べてもよい野菜です。
 アキュサリュート高輪では、この時期、杞菊茶をお出しします。菊の花と枸杞の実のお茶です。菊の花は苦くて、身体を冷ましのぼせを緩和します。とくに春は肝の熱が上がりやすいのですが、これを冷ます効能があります。枸杞の実は、肝腎の機能を高めます。どちらも目に良い食材です。
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