なんの新記録かといいますと、五十肩の治癒までの治療回数。
痛みで45度ぐらいしか挙がらなかった肩が5回の治療でほぼ完治しました。
1週間に2回以上の頻度でしたから2週間ほどの期間でした。
五十肩の治療に鍼灸治療は、非常に優れていると思います。
何例も治療経験があります。
五十肩(肩関節周囲炎)は、肩関節に疼痛があり、動きに制限があって、
原因のはっきりしないものに対して言われるものです。
いつの間にか発症し、またいつの間にか治ってしまうことが多いですが
その治るまでの期間は1年以上かかる場合があるようです。
今回の患者さんは、病院で診察を受けてはいませんから
肩関節周囲炎だと断定はできませんが、何の原因もなく急に右肩に痛みが
発症し、肩が挙げられなくなったという症状でした。
今回幸いだったのは、痛みが出た翌日に治療に来ていただいたこと。
こんなに早い時期に、五十肩様の治療を始めたのは、初めての経験でした。
いつもは、病院に通い、なかなか治らないので、鍼治療に来たという場合でした。
発症から2ヶ月以上は経っていて、すでに肩関節が、固まってしまっている状態です。
経験的な感想ですが、肩関節に痛みが出て、関節を動かさないと、一週間ぐらいで
関節が固まってしまうのではないかと思います。
いったん固まってしまうと、それを解きほぐすのに、大変な時間が必要になります。
初期に炎症期と呼ばれる痛みの強い時期があります。この痛みによって肩を動かせなくなります。
しかし、この時期の痛みに対して鍼治療が非常に有効なのです。
西洋医学では、炎症期には、肩を動かさないようにと指導されることが多いようですが
私は、なるべく動かした方が、治りは早いのではないかと感じています。
しかし、実際は痛くて動かせない。そこを鍼で、痛みをとって、動かして行く。
肩が痛くなったらまず鍼灸治療を選んで欲しいと思います。
今回の、患者さんや、その奥様は、以前にも当院で鍼治療を受けたことがあって
奥様から、鍼治療に行くよう勧められたそうです。
まず、鍼灸治療を受けてみて、それで治らないようなら病院で診察を受ける。
という流れになって欲しいと思います。
痛くなってから1週間以内の鍼治療!五十肩を早く治す為の鍵です。
2011年02月06日
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