2010年09月27日

棗茶

今日お出ししているお茶は、棗(なつめ)茶です。棗は大棗(たいそう)とも呼ばれて、クロウメドキ科のナツメの果実です。親指大で生のものは、ちいさい甘いりんごのようです。ラグビーボール状で、茶道具の棗は、形が似ていることから名づけられたそうです。

薬効は気血を補う。中国では妊娠すると、血を補うために、棗をたくさん食べるそう。
薬の強い薬性を柔ら上げる働きもあるので、結構多くの処方に使われます。

夏の終わりに、夏に汗とともに失った「気」を補うのにいいですね。

写真は、乾燥させた丸のままのものと、刻んだものです。お茶として使うなら刻みの方が、出やすいです。
丸のままのものは、水で戻した後、種を取り去り、砂糖か蜂蜜と煮て、ジャムにするといいですね。少しシナモンを入れると香りがいいですよ。
natume.JPG


posted by 院長 at 16:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 薬茶・薬膳
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