2019年12月16日

公孫樹の木も箒になった

品川駅から品川プリンスの映画館や水族館に上がる坂道はいちょう坂といいます。その坂を上がりきったところに、それはそれは見事なイチョウの木があります。冬になると、黄葉した葉っぱが朝日に黄金色に光り輝いて素晴らしいのです。
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一昨年の公孫樹
ところが、昨年から、まだ葉っぱが緑のうちに、枝ごと落としてしまうようになりました。品川プリンスの方に聞いてみたのですが、落ち葉の処理と、「二年に一度樹木の健全な成長促進および鳥類の営巣防止のため実施しております。」とのことでした。じゃあ今年はまた見られるなと楽しみにしていましたが、今年も葉っぱを落とされてしまいました。
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今年の公孫樹
さて、そもそも何故樹木は、黄葉、紅葉するのか?
高校時代生物クラブに入っておりまして、実験をしたことがあります。イチョウの枝の外側の皮をカッターで剥きます。植物には維管束という水や養分を通す管があります。維管束には師管(葉っぱでできた養分を本体に運ぶ)と道管(根からの養分や水を運ぶ)がありまして、師管が外側にあるのです。
黄葉するのは、冬を前にして、葉が落ちる前に、葉っぱの養分、主に葉緑素(クロロフィル)を回収するからなのです。葉緑素が分解され、それまで目立たなかった黄色い色素「カロテノイド」が目立つようになります。
葉っぱの葉緑素を回収するための師管だけをはぎ取ると、根からの水や養分は葉っぱに届きますので葉っぱが枯れることはなく、他の枝の葉っぱは、黄色くなったのにその枝の葉っぱだけ黄葉せず、緑のままでした。こうして回収した葉緑素は次の年また使われるのだそうです。
イチョウと言えば、これから銀杏の季節ですね。イチョウの葉っぱもですが、かなり薬効のあるものたちです。そのお話は、またの機会に。
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