2016年11月07日

世界鍼灸学会連合会 学術大会に行ってきました

 世界の鍼灸学会が参加している世界鍼灸学会連合会(WFAS)という会があります。持ち回りで各国で学術大会が開催されますが、日本での開催は23年ぶりということでした。来年は北京、再来年はフランスでの開催だそうです。大体漢方や鍼灸の世界大会と言っても、中国、韓国、台湾そして日本の参加者が主で、その他の国から参加していても華僑の人が大部分という感じでしたが、今回は、アジア人以外の方々も多く参加していました。鍼灸がかなり世界に浸透している感じです。
 今回のテーマは「美しき鍼灸」でした。英語では「The Art of Acupuncture and Moxibustion」と訳されていました。確かに鍼灸は人体のアートだという風に思います。健康を創造するという意味もあるでしょう。
そしてまた、優しいタッチやしなやかな所作が特徴の日本の鍼灸を世界にアピールする良い機会でもありました。
 中国の鍼灸と日本鍼灸という比較ではよく「剛」と「柔」という対比がなされます。中国の鍼灸は、鍼が太くて刺激が強いのに対して日本の鍼灸の鍼は、細くて刺激が少ないと言われます。確かにその傾向はあるように思います。中国の中医薬大学を卒業し、日本の鍼灸専門学校も卒業した院長が思うに、これは診てきた疾患の種類が違うということが大きい。中国では鍼灸は主に病院で施術され、鍼灸の入院病棟もあります。とくに脳血管障害の場合、早くから鍼灸治療が始まります。脳血管障害の場合、ある程度の刺激量が必要です。鍼も太くなるし、刺激も強くなります。最近では認知症の治療に鍼灸が多く使われています。やはりある程度の刺激量が必要です。一方、日本の鍼灸は、治療院での歩いてこられる患者さんの治療が主体でした。自律神経系の不調による疾患が多い傾向にあるのではと思います。それには、どちらかと言えば軽い柔らかな刺激が合っていると思います。それぞれに合った方向で、発展してきたのだと思います。
 アキュサリュート高輪では、患者さんの状態に合わせて一番合った方法を採用しています。やはり自律神経系の不調による患者さんが多いので、柔らかな刺激になっています。最近では、刺さない鍼である鍉鍼(ていしん)も多く使っています。
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posted by 院長 at 12:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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