2014年08月01日

読売新聞記事「無資格」マッサージ、相次ぐ被害相談…骨折も

『「無資格」マッサージ、相次ぐ被害相談…骨折も』という記事が7月31日付の読売新聞に掲載されたようです。しかし一般の方は、何が無資格なのかわかっていない方が多いのではないかと思います。

日本においては、治療をする目的で人に触れることができ、かつ開業権があるのは、医師以外には柔道整復師、鍼師、灸師、あんまマッサージ指圧師のみです。それぞれ厚生労働大臣認可の国家資格です。
取得のためには、3年間、これも厚労省が認可した学校で学び、卒業資格を得たうえで、国家試験に合格する必要があります。厚労省の厳格な指導があり解剖学、生理学、病理学、衛生学など西洋医療分野のこともかなり学ばなければなりません。
治せる治せないは別にして、何をすると危険かについては充分すぎるぐらい教育されます。なので、施術によって骨折させるようなことは、よほどのことがない限りありえません。
国家資格保持者の施術は安心安全は担保されているとみていいと思います。

さて、一方「無資格」とされているのは、整体、エステ、リフレクソロジー、カイロ等々です。そういったサロンの壁に免許証が掲げてあったとしてもそれは民間の資格です。
WEBで検索すると、たくさんの養成学校が出てきます。たとえば整体の学校では、資格取得にかかる期間が2か月、3か月は当たり前、なんと「2泊3日で整体師の資格が取れます!」というものまであります。
これでは、解剖学や生理学、病理学など勉強できる訳がありません。厚労省が関与していませんから、そういう学校のカリキュラムは全く自由です。人間の体の仕組みを何も理解しないまま、身体に対して何らかの施術を行うわけですからいろんな問題も発生するでしょう。

国家資格がなければ、按摩、マッサージ、指圧という看板を掲げることはできませんが、それ以外の看板を掲げ、同じようなことをやっているにしても「これは整体です」「これはエステです」「これは手もみです」と言っていれば現状では営業が可能です。しかも、国家資格があると法律で広告制限が定まっていて「施術者である旨並びに施術者の氏名及び住所、施術所の名称、電話番号及び所在の場所を表示する事項、施術日又は施術時間」ぐらいしか広告に表示できません。よく整体のチラシに、「○○が治ります」と出ているのは無資格だから書けるのです。

安心安全の国家資格を持つ治療者のいる治療院で施術を受けていただきたいです。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140731-00050049-yom-soci
posted by 院長 at 13:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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