「スーパー食材」と言われる薬効の高い食材がありますね。アキュサリュート高輪では、季節に合わせた健康法や、食材をホワイトボードでお知らせしています。今ご紹介しているのが、クコの実と、棗(ナツメ)です。
いずれも、中国、台湾では日常で使われている食材で、スーパーなどでも、米や豆類、乾物などと一緒に売られています。日本でも、中華食材を売っている店などに行けば手に入りますが、まだまだ日常に買えるほど普及していませんね。需要と供給の関係でしょう。もっと広まってほしい食材なのですが。
さて、クコの実、枸杞子は、中薬大辞典によれば、「滋腎、潤肺、補肝、明目」の効能があるとされます。腎、肺、肝の機能や、目の機能を高めるという効能です。とくに腎は、生殖や老化に関わる臓器として非常に重要視されます。肝腎かなめの肝や腎の機能を高めるということで昔から中国では非常に重宝された食材なのです。食材としてだけではなく、枸杞子は多くの漢方処方にも使われています。
一方ナツメは、気血を補い、胃腸の機能を高めるとして、こちらも食材としても漢方処方にも数多く使われてきました。自然の甘さで、乾燥したものをそのまま食べてもいいし、お茶やスープなどに使っても美味しくいただけます。
枸杞子も棗も効能の高い食材として、もっともっと認知されて欲しい食材です。